二年前の話。
息子が酷い高熱を出し、激しい頭痛もあり苦しんでいた。
インフルエンザの反応は陰性で、風邪と診断を受けた。
昨日の話とは違い時間経過も充分あったから、
この診断は正しいと思えた。
けれど、お医者さんに処方された薬を飲んで安静にしても
息子の容体は悪化するばかりで、回復の兆しは見えなかった。
!
母親の第六感。
( ☝ 前回のあれがあってお前言う?だけれど、! っときた)
おかしい・・・。
息子がこの時受診したのは近くの耳鼻科だったけれど、
幼い頃からのかかりつけ医である、
あの名医の先生の所へ連れていこう。
そして、血液検査をしてもらうんだ。
当時会社勤めをしていた私は、仕事の締め日の関係もあり
看病をした前日に引き続いて会社を休むことは出来なかった。
頼りになるのは、近くに住む自分の母親!
(有難い!有難い!)
おばあちゃんお願い、行きと帰りはタクシーを使っていいから、
息子をあの名医の先生の所へ連れて行って、
それで、血液検査してもらって!(; ・`д・´)お願い!
それと、念のために今まで飲んでいた薬も持って行って、
はいこれ!、
と薬の入った紙袋を私の母親に渡した。
(テキパキな私、超カッコイイ♡ )
~ 息子、名医の先生に受診中 ~
おばあちゃん「先生、それとこれ、今まで孫が飲んでいた薬です」
名医の先生「はい、・・・・・・。」
名医の先生「これは、塗り薬ですね」←冷静
おばあちゃん(;゚Д゚)???
名医の先生「これは、かぶれ用の塗り薬です」←冷静
名医の先生の手には、チューブの塗り薬。
おばあちゃん( ゚Д゚)「でも孫の母親が、孫が飲んでいた薬だって!」
⇑ 少々パニクリ
名医の先生「でもほら、入っていた薬を入れる袋ですが、
これ、女性の名前ですよね」←あくまで冷静
そこには、キッチリと私の名前が記入されていた。いた。
苦しみの中でさえ、息子は笑えたらしい。
血液検査の結果、
息子はやはり、
風邪ではなく細菌が体内に入り込み容体が悪くなったとの事。
ほらぁぁぁ。
ね。