コーヒーが好き。
ブラックで飲むのが好き。
コーヒー豆は機械任せじゃなくて、
自分の手でコーヒーミルをゴリゴリとするのが好き。
コーヒーの香りが好き。
コーヒーデビューは中学一年生の時。
親戚のお姉さんが、私を喫茶店へ連れて行ってくれた。
小学生から中学生になって、すっかり大人の気分だった私は、
なんでも注文していいよ、のお姉さんの言葉を受けて、
(*^_^*)「私、コーヒー」とかなり気取って注文した。
憧れていたんだ、大人びて飲むブラックコーヒーってやつ。
運ばれたコーヒーを見て、
お姉さんが砂糖とミルクを差し出してくれたけれど、
(・∀・)「ブラックで飲むからいいの」
と断り、ブラックコーヒーを口に含んだ
ら、
(;゚Д゚) げぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
苦い、苦いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
と心の中で雄叫び、
急いで砂糖三杯とミルクをたっぷりと入れた。
で、一口。
(◎_◎;) まだ苦い、げぇぇぇぇぇ、まだ苦いよぉぉぉぉ!!
と、また心の中で雄叫び、
追加で砂糖二杯、
合計で砂糖五杯が入った、ミルクたっぷりのコーヒーを飲んだけれど、
やっぱり苦くて、あんまり美味しいとは思わなかった。
こんなことならクリームソーダにしとけば良かったと、
心の中で悔やみながら、ふと顔を上げたら、
たまらなく面白いものを見るような顔つきで、
お姉さんが含み笑いをしながら私を見ていた。
そんなコーヒーデビューではありましたが、
今じゃすっかり、
気だるい雰囲気をたたえつつ、
色気を振りまきながらコーヒーを飲む日々です。
うそです。
普通に美味しくブラックコーヒーを、楽しんでいます。