野獣の下の子、性別は女の子。
これがもう顎が地面に着くほどやらかすし、日常生活の所作が!全く!出来ないし、なんでも力づくで解決しようとして、結果、破壊する。ウォークインクローゼットも車の備品も丸テーブルもその他諸々も。
しかし、心が醜くない。優しくて思いやりもある。
そして、強欲。
その野獣発端で、昨年8月末、いきなり私も野獣に付き添って東京に行くことになった。最初は東京の大学に行くという名目で。そして、受験に合格しなくても、自分の願いが集約している東京という土地で挑みたいという理由で(結果、合格は叶わず。でも、マジこれで良かった話はまた…・)。このまま神戸で暮らしていく野獣の未来が私には見えた。想像以上の、顎が外れる程抜けていて大きく欠けていて不器用という欠点と、優しくて純粋で欲が強いという強い武器を持つ野獣は、このままこの地にいたら、きっと、きっと、呆れられて呆れられて、前がみえないまま希望が見つからないまま生きていくことになる。フツー範囲内の女の子だったら、『東京で独り暮らしします✊❢』『がんば♪応援しているよ✊‼』ってなる。フツー範囲内の女の子だったら。多分、他人様では分からないだろうと思う。規格外の範囲外の純粋な野獣について。でも、分かる方もいた。野獣の🌟担任の先生🌟。
野獣の下の子が規格外の純粋野獣ではなかったら、私も一緒に東京へ行くことはなかった。
私のお腹以外で生まれたら、神戸から出ることも叶わなかった。世の中を眺めてそう思う。私のお腹を選んだのなら、生きやすい世界へ行かせてやろうじゃないか。
バイバイ神戸。大好きな神戸。
ありがとう神戸。
六甲山のなだらかな山並みを肌で感じていた。
春夏秋冬を目で肌で息で感じていた毎日。
人生って、運命ってなのか?面白いね。
半年前の前半は、自分が東京に暮らすことになるなんて想像もしなかったし、大気圏外の事だった。たった昨年の8月の前半はこの環境になるなんて、ずっとあの場所で時間が過ぎてゆくものだとそう感じていたよ。
ソノママニ・・・・・、
おセンチになる自分ではなくて。
野獣の生き方を救うために強行突破した自分。「やってやろうじゃないか」って気分モリモリで。超節約あれこれを楽しんでる。あったかい応援と強い強い嫌悪の感情とを受け止めて。感謝と反骨精神とで燃料がチャージされてる。
「やってやろうじゃないか」
あのね、面白いのよ。
この展開。
やぁ、お久しぶりだね♪
TOKYO.